キャリア理論をひもとく【精神分析理論】
元営業事務員からキャリアコンサルタントに転身を夢見て資格取得をを目指している、なごみです。
今回は私が試験で間違えた精神分析理論についてまとめます。
第17回のキャリアコンサルタント試験では精神分析の問題が2問も出題されました。
私はこの2問を落としたことで不合格となってしまったので、ここはしっかり押さえておきたいと思います。
今回2問も出たので、18回で出題されるかは微妙なところですが、とても細かいところが出題されて悔しい思いをしました。
木村周先生の本ももちろんですが、JILPTの資料を目を通しておくことを強くおすすめします。プリントアウトが大変だったら購入してもいいのかなと思います。
私はプリントアウトしています。
https://www.jil.go.jp/institute/siryo/2016/documents/0165.pdf
人は自分自身のことをすべて知っているわけではなく、「私の知らない私」に動かされている、心的なものの本質は意識のうちになく、これが精神分析の入り口の最初の合い言葉だとしています。
そこで、いくつかの理論体系が生まれます
- 局所論・・・意識、前意識、無意識
- 心理ー性発達理論・・・生まれてから青年期くらいまでの親子関係が、その人の問題を作る根本となるという考え。
- 構造論・・・エス、自我、超自我
- 適応論(防御規制)・・・11種類の防御規制
では、これらの理論を説いたところから、どうやって治療をしていたのでしょうか。
- 初期【カタルシス法】・・・患者を催眠下に置き、覚醒時には思い出せない、過去の外傷的な出来事を語らせる
- その後【自由連想法】・・・カウチに横たわってもらい、その場で思いつく”全て”を話してもらう。全てということが大事です。そうすると”あなたの気付いていない何か”が出てくるはずです。
抑圧された体験などはノイローゼの原因になりますので、出来るだけ取り除くことが必要になります。
ユングも夢や無意識に力を注いだ点は共通しているとされています。
(後に異なる理論※分析心理学を提唱)
その後エリクソンが成人以降の発達も組み込み、「漸成的発達理論」として発展していきます。
そちらについては、また次回まとめていきます。
引用元
新版カウンセリングの話 平木典子
キャリアコンサルタント理論と実際 木村周
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